下記の順に簡単にできるサイト・チューニング方法を説明します。
1.SEO対策用ページ作成の注意点
人はとかく欲張りで沢山のモノを欲しがります。ウェブマスターも同様、自身の運営するWebサイトが沢山のキーワードで検索エンジンからヒットされることを願います。
でも注意してください。同一のページに複数のキーワードを織り込むことは、逆にSEOの効果を分散させてしまい最適化とは程遠くなってしまいます。たとえば1つのキーワードの場合を100の力とすると2つのキーワードで対策した場合には1キーワードあたり50の力に半減してしまいます。3つなら33の力、4つなら25の力といった具合に。
もうお分かりですね。SEOの原則は各ページ1キーワードが基本です。ただし、「プライマリー・キーワード」+「セカンダリー・キーワード」は1つとしてして問題ありません。
HTMLの文法も語学と同じ。ネィテブ・スピーカーもいれば片言で話す人も。まったく外国語が分からない人が、外国語を聞いても上手いのか下手なのが分かりません。Webも同じです。ホームページをブラウザーを通じて見ているだけでは正しい記述がされているのか誤った記述をしているのか分かりません。でも機械(コンピューター)はそれを見破ります。逆に私たち人間が見れば、意味が通ずる内容でも機械には理解できない可能性も。 そうです。検索エンジンの巡回ロボットにも理解させることが出来ないかもしれないのです。HTML文法を正しく記述するということは機械に優しいということに繋がるのです。検索エンジンの巡回ロボットに嫌われないためにも、HTML文法を正しく記述しましょう。
では正しいHTML文法とはいったい何なんでしょう。これはW3Cという機関が文法の改定を行い新しいバージョン随時発表しています。ここで問題なのが古いバージョンで正しかったHTML文法も新しいバージョンでは使えなくなっているケースがあるのです。従って開発ソフトを使って作成してもHTML文法通りに記述できないケースも多々ありますので注意してください。
製作会社によっても技術力が異なるので、依頼する前にその製作会社のHPをHTMLチェッカーで調べてみるのも1つの方法かもしれません。
あなたは、顧客に提案する資料を作る際に見出しを付けずに製作しますか。HTMLはそもそも論文形式に記述するよう開発されたモノ。今のようインフラが整備される前には、もっと単純なホームページの構造でした。近年は通信速度も飛躍的に速くなり画像データの転送も瞬時に行え、商用サイトは文法よりもデザインが優先されるようになりました。
一方で検索エンジンはユーザーに対し、豊富な情報を整理して提供するモノ。豊富な情報とは、関連する情報をどれだけ多く含まれているか。また情報の整理とは関連情報をどれだけ項目別に分けているいるか。検索エンジンの巡回ロボットは、そのような条件を満たしたWebサイトを見つけるとそのWebサイトに対し高い評価を与えます。
さて本題に戻りますが、整理された情報には、その1つ1つに必ず見出しがあるはずです。見出しがないということは整理されていないということ。たとえ見出しをつけても検索エンジンの巡回ロボットに「これが見出しの部分ですよ」と伝えられなければ、見出しもただの文章の一部にすぎません。最低でも<h1>タグは使用してください。
参考:HTMLクイックリファレンス
<title>タグはhead要素といってブラウザーや検索エンジンに与える情報郡に記述する大見出し用タグ。一方<h1>タグはブラウザーに表示する情報郡に記述する大見出し用タグ。この2つが異なっていることは不自然ですよね。
よく、<title>タグ内に沢山のキーワードを織り込んでいるWebサイトを見かけますが、これは間違い。さらにSEOの観点からすると最大記述文字数は全角30文字以内となります。これは検索結果に表示されるページ・タイトルが30文字以上は省略されてしまうため。
2.対策キーワードの追加挿入注意点
<title>タグはSEOの観点からすると最も重要です。タイトル内に対策キーワードが含まれていないと半分くらいの力を失うといっても過言ではありません。また<title>タグ内の文章中に含める対策キーワードは1つが原則です。沢山のキーワードを織り込むことは、かえって強調力を低下させることになりますので注意してください。
また30文字以内のタイトル文中で一等地は文頭です。出来るだけ対策キーワードは文頭にもっていきましょう。<title>タグに記述されたタイトル文は、検索エンジンの検索結果にもタイトルとしてそのまんま表示されます。従って上位表示される為の記述とクリックされる為の記述には違いがあります。文下記に例を3つ並べます。
(1.) 「インターネット広告」
(2.) 「インターネット広告のアドスタ」
(3.) 「集客力に優れたインターネット広告の秘密を一挙公開」
上記の3つを比較すると、対策キーワードを「インターネット広告」とした場合に(1.)は最強のタイトルとなります。しかしこのタイトルではクリックされる確立は極端に少ないことは説明するまでもありませんね。たぶん一番クリックされやすいタイトル文は(3.)です。SEOは検索エンジンの上位表示だけが目的でななく、上位表示されそこからユーザーを誘導することなのです。従って<title>タグはSEOで一番重要なタグであると同時に、SEO作業の中も時間をかけて考えなければいけない箇所なのです。
学生時代にテスト前の勉強を思い出してください。教科書の重要な箇所や単語にアンダーラインを引いた経験は、誰にでもあることでしょう。
テキスト内の対策キーワードを強調することは、検索エンジンの巡回ロボットにも同様の効果を与えることが出来るのです。強調タグは他にも<em>タグがありますが、<strong>タグよりも弱くイタリック体で表示されるため日本語の強調には適しません。
キーワードを強調させることにより、検索エンジン側にテーマを知らせることが出来るのです。「テーマ」=「キーワード」がベストの形です。ここまでの説明ですでにお分かりいただけたかと思いますが、ページの内容と異なった対策キーワードで上位表示させることは論外となります。検索エンジンは、対象となるキーワードに最適な情報を探しています。情報量が豊富であるかが鍵を握るのです。
Googleも「優れた商品を開発すること。そしてその商品の優れたWebサイトを構築すること。これが最強のSEOだ。」と発言しています。この文言の中に将来の検索エンジンの動向が現されているような気がします。
キーワード出現頻度とは、ページ内に記述されている単語を分解して、その単語の出現率を計測するモノ。検索エンジン側は、テキストブラウザのような見方をすると言われています。抽出したテキストのみを形態素解析という単語ごとの分解を行い、キーワード出現頻度を計測します。
検索エンジンは、今のところ、文章の内容までは理解できません。従って文章中の単語総数や頻繁に使われている単語から、重要度を判定しようとする習性があります。この習性を利用することがSEOのサイト・チューニングとなります。では沢山のキーワードを羅列すれば良いかというと、そではありません。過去にそのようなSEO対策が主流だった時代もありましたが、2000年以降くらいからは、そのようなスパムも見破られるようになりました。現在は5%未満が理想とされています。いずれにせよ貧弱なテキストボリュームは検索エンジンから見ても、重要度が低いと判断される理由がここにあります。十分なテキスト量がないとキーワード出現頻度が高くなってしまうからです。
「十分な情報が含まれたページは良いページ」と覚えておいて下さい。
3.サイト内リンク
サイトマップとは、該当するWebサイト地図、つまりどんな情報がどこに記されているかを示す役割があります。これは人の為にだけではなく、検索エンジンの巡回ロボットにも同じ役割を果たしてくれます。
サイトのボリュームが増大するにつれ、巡回ロボットも全てのページを把握できないケースもあり、それを補う意味でサイトマップを配置することが重要となるのです。
ここでの注意点は、サイトマップ1ページあたり100ページまでの案内ということ。これはその他のページにも該当することなので覚えていてください。あまりにもリンク先が多いと、エスケープされてしまう可能性があるからです。ページ数が多いWebサイトは必ずサイトマップを設置しましょう。またサイトマップは各ページの上部にリンクすることが理想です。サイトマップは人にもロボットにもユーザービリティ向上の目的があるのですから。
一部のWebサイトを除いて、ほとんどのWebサイトはトップページのPageRankが一番高い数値になっています。これはサイト構造上、サイト内のページの全てからトップページへの内部リンクがあるため。ここでいう一部のサイトとは、SEO対策が行われているWebサイトの中にサブ・トップと呼ばれる第2階層のindexが、トップページよりも高いケースがあるからです。
この一部のサイトの構造を説明することは困難なので、省かさせていただきますが、そのような現象で共通して言えることは、必ずサブトップはトップページからリンクされていること。また、トップからリンクされているページが少ないことも重要です。私は下記のように仮説を立てています。
「上位表示されるページを保有するWebサイトは、良いWebサイト。」
これは、「プライマリー・キーワード」の上位表示を狙う場合も、まずは「プライマリー・キーワード」+「セカンダリー・キーワード」の上位表示からという意味です。「プライマリー・キーワード」+各「セカンダリー・キーワード」の上位表示が実現できれば、自然に「プライマリー・キーワード」のみの上位表示を実現できる可能性が高くなるからです。
以上のことからも、SEOの観点からすると、理想的なサイト構造は、「プライマリー・キーワード」のトップページと、「プライマリー・キーワード」+各「セカンダリー・キーワード」のその他のページということになります。あまり関連性のないテーマで構成されているWebサイトは、その時点で不利な状況であると推測できます。
それらのことから、最近では日本でも異なるテーマはサブ・ドメイン下に移行されるケースが少なくありません。特にYST(Yahoo! Search Technology)対策ではこのことが重要視されています。
カテゴリ分けするということは、SEOの観点からだけでなく、情報を整理するというユーザビリティの観点からも重要です。カテゴリの分類は、新規サイトの立ち上げや、サイト・リニューアルの際には、1番はじめに着手する作業です。
情報が整理されていると、利用者も素早く必要な情報にたどり着くことが可能になります。これな検索エンジンの巡回ロボットも同じこと。またカテゴリ分けは各テーマの強調にも一役かいます。ばらばらなことが書かれても許されるのは日記ぐらいです。第3者に見てもらうWebサイトは、ユーザーに少しでも高感度アップしてもらえるよう、しっかり情報を整理整頓しておきましょう。